飯田橋~九段下間連絡線工事

経緯

東西線は混雑が激しいことで知られるが、中野側では中野で折り返すか中央線の合間を縫って三鷹へ流すかの二択しかなく、さらなる増発は困難を極めていた。千葉側から都心を超えた少し先の九段下駅には、かつて中野方に引き上げ線が設置されていたが、折り返しにはB線との平面交差を伴うことがネックになっていた。そこで引き上げ線を飯田橋駅に延長、接続することで飯田橋で折り返した列車と後続のB線列車が飯田橋~九段下間ですれ違うことで交差支障を解消しさらなる列車増発を目的とした改良工事を行うことになった。

経過

2017年春に九段下駅の引き上げ線が使用中止になり、現在に至るまで改良工事が進められている。当初は2019年度完成を予定していたが、未知の地下埋設物などに悩まされ工期は大幅に伸びている。現在の供用開始は2027年度の予定だ。

なお工事完成後の増発を見込み、2018年に15000系が3本追加製造されている。